誰が株をやってるの?

筆者が株の「か」の字も知らない頃、同僚のA君(30代・男性)が私の机に来ては「パソコン貸してください」と言って株の相場状況をチェックしていたことを鮮明に覚えています。暇さえあればギターをいじり(どんな仕事場だ、という話ですが)、暗くなるとすぐに「先に飲み屋に行ってます」と消えてしまう彼は、実はもう長年株取引を続けており、筆者は彼の意外な面に感心したものです。

さて、テレビのニュースによく出てくる「個人投資家」と言えば、証券会社のガラスの前でインタビューされている中年の男性というイメージがありませんか?でも実際にはA君のように「身近なこの人も」「意外なあの人も」ということがあるんですね。それでは全国的には主にどんな人が株取引をしているのでしょう?

60代及び70代以上の方が約4割

日本証券業協会が2013年5月に行った調査によると、証券取引口座保有者に占めるインターネット取引の年代別口座数は、40代が23.5%と最も多く、次いで60代が20.5%、次に50代の19.0%。団塊の世代から高度経済成長期生まれの世代、働き盛りの世代が最も多くの割合を占めています。

30代が17.7%と続き、次は70代以上が14.5%。こうして全体を眺めてみると意外なのは「60代及び70代以上の方が約4割を占めている」ということです。

年代別 口座数比率※インターネット取引に関する調査結果(平成25年3月) - 日本証券業協会調べ

少し話を戻すと、この調査結果は「インターネット取引の年代別口座数」とあります。つまり、仕事で日常的にパソコンに向かっているであろう世代はおろか、60代、さらには70代以上の方までが「インターネットで株取引をしている」という事実がわかるのです。

今や株取引にインターネットの存在は欠かせませんが、60代、70代以上の方がインターネット取引に親しんでいるということは、それが「いかに使いやすいか」ということも表している、と言えるでしょう。

さらに、近年は各社ともスマホ取引に力を入れており、スマホならではのシンプルな操作性もインターネット取引の人気に拍車をかけているようです。

ちなみに株取引(現物取引)における年代別の「売買代金」はというと、30代が12兆534億円と最も多く、次いで40代の11兆8,594億円、60代の11兆4,353億円、50代の9兆3,886億円と続きます。実は世代別の売買代金にはそれほど大きな差はなく株取引においては「どの世代もバリバリの主役」ということがわかるのです。

「意外なあの人が株取引を楽しんでいる」というのは、実は意外でもなんでもなかったんですね。

本文で使用された株用語

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