繰越控除で安心

株取引をしていて、1年間の収支がもしもマイナスになった場合は、そのマイナス分を「最高3年間繰り越し」することができます。

「マイナスを繰り越す」というのは「翌年の利益と相殺できる」ということで。仮に2013年に100万円のマイナスを出してしまったとします。そしてもし来年2014年に60万円の利益が出たとしたら、60万円すべて相殺できるので税金はゼロ。

相殺できない分は繰り越し

まだ相殺しきれなかった40万円があります。これをさらに次の2015年に繰り越せます。例えば2015年に30万円の利益が出たとしたら、また30万円全額相殺できますので2015年も税金はゼロ。

ここで相殺しきれなかった損失は10万円。3年繰り越せますのでまだ行けます。その次の2016年に15万円の利益が出たとしたら「15万円-10万円=5万円」ということでその5万円に対してだけ税金がかかります。

損失を繰り越し翌年の利益と相殺できる

損失は節税に使う

つまりある年に損失を出してしまったからと言って「残念でした」でおわり、というわけではなく「翌年以降の節税」に使える、ということなんです。

ちなみにその損失を相殺できる対象となるのは株の売却益配当金株式投資信託の分担金。投資の利益でも先物やFXの利益とは相殺できません。給与所得などとも相殺はできません。

自分で確定申告することが必要

この繰越損失の制度を受けるには「確定申告をする」ことが条件。上の例で行くと2013年は損失が発生しているため税金がないのですが、「損失を出しました」という確定申告をすることが必要なのです。

もちろん2014年の例も同じ。「2013年の損失で2014年の利益を相殺します・2015年へ40万円繰り越します」という確定申告をします。

その場合は最初から自分で収支計算・確定申告をする「一般口座」はもちろん「特定口座」(源泉徴収あり・無し、ともに)でも確定申告をする必要があります。知らずに損をしないよう、この点はしっかり覚えておいてください。

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