新語・流行語で振り返る株式市場2016

ことしも年末恒例の「新語・流行語大賞」が発表されました。今回も大賞候補となった言葉の中から、株式市場を活気づけてくれたもの、今後の有望銘柄誕生を予感させるものをピックアップしてみましょう。

新語・流行語で振り返る株式市場2016

神ってる

ことしセ・リーグ優勝を果たした広島東洋カープで、大ブレイクした鈴木誠也選手の神がかり的な活躍を指して緒方孝市監督が使った言葉。もともとは監督のお子さんが使っていた言葉だそうです。

株式会社広島東洋カープのおよそ3分の1の株式を保有するのは自動車大手のマツダ。球団の経営には直接タッチしていませんが、広島カープの快進撃とともに本拠地の盛り上がりが伝えられるたび「MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島」の名も登場。その広告効果はかなりのものだったはずです。

ポケモンGO

7月6日にアメリカで配信開始されたポケモンGO。日本ではまだリリース前だった7月19日に任天堂の株価年初来高値(※)をつけ、日本での配信開始前々日となった7月20日には売買代金が個別銘柄として過去最高を記録しました。

しかし同月25日に同銘柄は急落。ポケモンGOは米国のゲームベンチャー企業などとの共同開発によるもので、このヒットが任天堂の連結業績に与える影響は限定的であるとのリリースが発表されたことも原因のひとつと見られています。

とは言え、スマホ片手の若者が大挙押し寄せるスポットが続出したあの光景は忘れられません。ただしゲームに限らず「スマホ歩き」(この言葉も大賞ノミネート30語に入りました)は厳禁です。注意しましょう。

PPAP

突如として現れた謎のシンガーソングライター・ピコ太郎がYouTubeに「PPAP」をアップしたのは8月25日のこと。まず国内でジワジワと広がり始め、やがてあのジャスティン・ビーバーにツイッターで紹介されたことで一気に世界へ。10月には動画の再生回数が1900万回を超えました。

そして10月7日には「PPAP」を含む4曲が世界134カ国に向けて配信リリースされ、10月29日の週にはとうとう米ビルボードにチャートイン。「企画枠」で紅白歌合戦への出場も決めたピコ太郎が所属するエイベックス(エイベックス・グループ・ホールディングス)の株価は上昇を続け、12月6日に年初来高値を更新しています(※)。

トランプ現象

日本時間の11月9日、米大統領選でトランプ氏優勢の見方が広がると日経平均株価は一時1,000円を超える下げ幅を記録し終値は1万6200円台に。東証1部上場銘柄はほぼ全面安となってしまいました。

しかしその後は急反発するなどして12月1日には日経平均も1万8500円を回復しています。トランプ氏が「就任初日に脱退する」ことを表明しているTPPの行方は気になりますが、「大物ビジネスマン」であるトランプ氏の手腕には市場の注目が集まっています。

シン・ゴジラ&君の名は。

残念ながら新語・流行語大賞トップ10からは漏れたものの、大賞ノミネート30語の中に東宝映画が2つ入っていたので、そちらもご紹介しないわけにはいきませんね。

公開前から話題になっていた「シン・ゴジラ(庵野秀明監督)」と「君の名は。(新海誠監督)」はともに記録的な大ヒット作品となりました。東宝の株価もその勢いに乗り9月26日に年初来高値を更新(※)。東宝は10月17日に2016年度の事業予想を大幅に上方修正しました。

「君の名は。」もそうであったように、アニメやドラマ、映画などの舞台となった土地を訪れる「聖地巡礼」もブームになり、この言葉も新語・流行語大賞トップ10入り。地方活性化のキーワードとなっています。

来年もよい1年でありますように!

相場の格言に「申酉(さるとり)騒ぐ」とあるように、申年の2016年は英国のEU離脱決定やトランプ氏の大統領選勝利などを受けて相場が大きく「騒いだ」年でした。

格言通りだとすると酉年の2017年も相場が騒ぐことになりますが、株価上昇による歓喜の大騒ぎになるといいですね。来年がみなさんにとって良い年になりますように!

※いずれも2016年12月6日時点での年初来高値

本文で使用された株用語

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